| 仕事の超コダワリ!(技術編) | ||
全ての技術で、好き嫌いと上手い下手は違うのです。当然、業界内で偉いと崇め奉られるカリスマ先生でも、お客さんが「嫌い」と言ったらそれまでです。自分達は商売をしているのです。お客さんが来なければ、生活が出来ないのです。芸術家になってもしょうがないですからね。(死んでから有名になって芸術家と評されてもねぇ〜)そんな訳で、自分の場合、「アンチカリスマ」とでも呼ばれた方が嬉しかったりして。(笑) そんな訳で、アクトヘアースタジオの方針は、技術半分、接客半分です。いや、技術は探求してますよ。でも、毎週のように講習会に通い、大会に出て好成績を得ようとはしないという事です。(若い頃はそうしてましたが・・・。)大事なのは、コミュニケーションを密に取り、お客さんが何を求めているのか、また、何が必要なのかを推測し、それと共に、いかに楽しい時間を共有出来るか?これに尽きるでしょう。 ただ、技術にはこだわりがあります。昨今の若いコ達は、友達同士でカットしたり、カラーリングしたりしていますが、それ自体は、否定しません。楽しみの一つであり、友人同士のコミュニケーションにも成り得るでしょう。しかし、もしかしたら、お店の技術との違いが判らない、もしくはその店がセンスが悪いといった事もあるかも・・・。又は、それは色々な店の技術を知らないからかもしれない、色々な技術者のテクニックを知らないのかもしれない・・・。そこで、せめて、ウチの技術のコダワリだけでも公にし、間違った先入観を無くそうと考えています。 シャンプー・リンス、トリートメントなど ハッキリ言います。地肌だけ洗えば充分です。しかも軽く一回でOK。何故なら、今時の人は、ほとんど毎日洗っていますし、それほど汚れてもいませんので。ただし、スタイリング剤を多用したり、油まみれの仕事をしてる方は違いますよ。(笑) ただ、洗う前に充分お湯で流す事。これが大事です。それだけで8割近くの汚れは落ちます。シャンプーを使い、地肌を指の腹で洗ったら、それでOK、お湯で流します。決して髪は洗いません。流れるお湯と一緒に泡が髪を洗って行くからです。これ以上洗うと、髪は傷みます。当然です。だからウチの店では、カットする前のシャンプーは最短の時間で、しかもゴシゴシ擦ったりもしません。パーマやカラーリングの後のシャンプーも、出来る限り優しく洗います。地肌が弱ってますからね。 リンスやトリートメントは、傷みが激しい毛先に重点を置きます。地肌や根元につけても意味が無いどころか、悪影響がある場合も可能性としてはありますね。余計なコーティング剤の入ってない商品を使うのは当然ですが、地肌の皮膚呼吸を妨げるような事は、極力避けなければ!それでいて、毛先にヌルヌルがやや残るくらいに流します。全部流したら意味がありません。微妙に残す為に、それでいて皮膚には影響しないように、地肌にはつけない事を最重要視するのです。 さて、実は、ドラッグストアや、スーパーで売っているシャンプー等は、殆どが「いい商品」とは言えません。それは石油製品だからです。洗う成分の〜%が植物性・・・なんてコマーシャルがありますが、問題なのは洗う成分ではなく発泡剤なのです。指定成分(アレルギーのある人は、使わなくて済むように表示されている)に、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸塩、プロピレングリコールなどと記載されていますが、全て石油から出来た合成発泡剤。このような石油製品は安価ですが、分子が細かく、頭皮を通り越して血管に入り、腎臓や肝臓に溜まり、ガンの原因だという説もあります。理美容室で売ってるシャンプーは、素材から違うから高価なのです。そういう危険な物質を極力排除してる訳ですね。出来れば、そのような商品を使って欲しいですね。 ちなみに、薬局で売っている商品の水分保持能力は10%台です。ウチで扱っている商品の水分保持能力は、その倍以上の性能を持っています。 カット&ブロー カットは、いかに揃えて切るか?いかに正確に切るか?というのは、ある意味正しく、ある意味間違いです。 全てはバランスです。しかも、ブローする前の段階でカッコよくなってないと!つまり、お店でいくら綺麗になっても、家で出来ないスタイルでは意味が無いという事です。その為には、重いところ軽いところ、広げるところ絞るところを明確にします。技術者がブローのテクニックを自慢しても、お客さんには出来ないのです。 また、デザインに於いてクルマに例えると、スポーツカーは速そうに見えます。スーパーカーはもっと速く地面に這うように見えます、それは何故か?機能を追い求めたデザインがあるからです。 デザインの何がそうさせるのかを常に考え、ヘアースタイルにも応用します。勿論、仕事柄や、服装、性格、年齢等を考慮しながらも、骨格や髪質に応じた仕事をしなければならないのです。しかしそれは、家に帰ってからの手入れのし易さに繋がります。当然、それらを考慮したメリハリのあるデザインは長持ちします。バランスに無理が無いからです。 ちなみに、雑誌の説明書通りに切っても、人によって違うスタイルになります。骨格、髪質等が違う上に、撮影では、緻密に計算されたバランスを時間を掛けて作り込んだスタイルの一瞬を捉えているからです。それでも何とか近付けたい、雰囲気を出したいと常に思っています。 さて、ブローに関してですが、髪が濡れたまま寝るのはダメです。まず、濡れている時はキューティクルが開き、髪の組織の結合が弱まっています。パーマや縮毛矯正をしている場合は特にマズイですね。キューティクルが開いたまま、枕やシーツに擦れると、当然剥がれます。傷みやすくなり、ツヤもなくなる方向に向います。 また、地肌が湿っぽいと雑菌が繁殖し易くなります。雑菌が繁殖すると、臭いや頭皮の虚弱化に繋がる可能性もあります。なので、必ず乾かしましょう。 乾かす時は、根元(地肌)から乾かし、傷みやすい毛先にはドライヤーの熱風を当てないようにします。毛先は、結果的に乾いてたっていうのがベストです。地肌、髪共に乾かし過ぎはいけませんので、自分で乾かす時は注意して下さい。 ちなみに、マイナスイオンドライヤーは、水分子を小さくし、地肌や髪に入るので、しっとりサラサラになります。ただ電気屋さんで売ってる安物は、プラスイオンも一緒に出てるので、ほとんど効果はありません。 パーマ パーマ液という劇薬を使う以上、髪質や傷みに対する対処法は勿論大切です。一律にロッドを巻いて薬を掛ければ出来上がりではありません。ココではデザインに関する事は「カット」を参照してもらうとして、ロッドの巻き方に関しての注意点を・・・。 ロッドを巻く時のテンション(髪を引っ張る時の力、張り)は、ほとんど要りません。自然なテンションで充分です。つまり、巻く時に頭皮に傷みがあるようではいけないのです。同じように、ロッドにゴムを掛ける時も、根元に掛けてはいけません。根元にゴムを掛けると髪が引っ張られます。オマケに、根元が折れたままパーマが掛かります。未だに、「パーマを掛けるのは引っ張られて痛い」という方がいます。そういう方がウチでパーマを掛けるとビックリします。何も痛くないからです。逆に、「そんなんでホントに掛かるの?」と言われます。当然、掛かりますが。 実は、濡れている時の髪は、キューティクルが開いています。髪の組織の結合も弱まっています。それを無理に引っ張ると、組織の規則正しい結合が乱れます。その状態でパーマ液を掛けるのは危険です。2液で定着させると、乱れた結合のままで定着するのです。当然、手触りや艶にも影響します。ロッド巻きの大会ではピッチリとテンションを掛けて巻きますが、生身の人間には適さないのです。 カラーリング まず、「TVのCMには騙されるな!」と言いたい。巷では、コーム(櫛)付きの薬液が大量に販売され、CMでは、必ず櫛を通しています。全体に平均に行き渡らせる為でしょう。まあ、実は櫛のせいで表面の薬液は、こそぎ取られるのですが・・・。それはそうと、自分でカラーをした事のある方には判ると思いますが、櫛は全然通らないのです。それを無理に通そうとする行為・・・、自殺行為です。薬液がついている状態では、キューティクルは開いています。その状態で櫛を通すと、キューティクルは剥がれてしまうのです。ならば、どうするか・・・?手袋で薬液を塗るのです。手袋で髪全体に行き渡らせるのです。勿論、スルスルと櫛が通るのなら、問題は無いのですが・・・。 しかし、新たな問題が・・・。何度もカラーをしている髪は、毛先が特に痛んでいます。そこに一律に薬液を着けてはいけません。どんどん痛みます。カラーの薬液の傷みは、パーマ液の5倍から7倍と言われます。それを毎回毛先につけてたら・・・。 また、地肌付近は温度が高いですよね?温度が高いと、薬液の効き目は高くなります。つまり、根元だけ早く染まる事もあるのです。 ここで、時間差の必要性が出てきます。毛先の痛んでる髪や、色合いのバランスを取る為に、部分によって時間差で薬液をつけなければならないのです。正直、素人さんにはテクニック的な面で無理ですね。保護剤の必要性もありますし。しかし、自分でカラーする人の為に、最低でも、毛先の保護方法を知らせなければ・・・。裏技ですね。それは、毛先を予め濡らしておくのです。カラー剤の2液は過酸化水素水がほとんどです。それは、水と反応して減力します。つまり、必要以上の薬液効果の進行を妨ぐ効果があるのです。 ただし、上記のような裏技は、実は髪の状態を正確に把握しないと失敗します。やはり、店でカラーリングするべきだと思いますが・・・。最低でも、上記の内容を理解している店で。 ストレートパーマ 昔はパネルに張り付けたりしてましたね?あれは現在ではPL法で禁止されてると思いますが、櫛でしごく方法は未だに無くなりませんね。あれも危険です。「カラーリング」のところでも説明しましたが、薬液がついている時は、キューティクルが開いています。その状態で櫛を通すと痛みます。いや、スルスル通る分には問題ありません。が、ストレートパーマ用の薬液は、パネルが禁止された事によって、粘度が高くなってしまったのです。つまり、櫛で通した形をキープしてストレートにするような薬液ですね。ところが、これもTVのCMでは櫛を通す・・・。通る訳ないのに、素人は真似しますよね・・・。しかも、根元から全体に一律に薬液をつけてる・・・。目も当てられない状況です。最悪です。 どうしても試したいなら、水を混ぜます。ウチでも縮毛矯正リペアでは金額的に無理という方に行っています。ただし、混ぜる水も違いますけどね・・・。 さて、水を混ぜて作った薬液は、当然柔らかいです。髪につけた時に垂れない程度のトロトロって感じです。それを、根元を外してつけて行きます。髪の根元は折ったらダメです。生えている方向に薬液をつけて行きます。オールバックに梳かすなど、以ての外です。勿論櫛ではなく、カラーリングと一緒で手袋を使って全体につけて行きますが、目的はストレートなので、便宜上、櫛で抵抗が掛からないように梳かします。薬液がトロトロなら可能です。でも、これもカラーリングと一緒ですが、髪質や傷みを考慮して、時間差をつけたりします。つまり、素人には難しいですね・・・。 縮毛矯正 アクトヘアースタジオでは、リペアという縮毛矯正をメインに扱っています。メーカーの主催する、学科と実地の試験に合格した、ユウコシステムリペア看板店です。 縮毛矯正は、非常に難しい技術です。薬液選定や塗布部位と時間差、薬放置時間、また、アイロンの行程や、温度設定など、言葉では表しきれません。また、ユウコシステムのマニュアルを明かす訳にはいきません。(笑) 縮毛矯正は、素人には絶対に出来ない技術なので、自宅で試す人はいないと思いますが、リスクを覚悟で試したい人には、出来る限りのアドバイスは致します。ただし、失敗しても、保障は出来ませんが・・・。いや、やっぱり無理ですね。(笑) さて、他にも色々伝えたい事がありますが、徐々にやって行きたいと思います。当然、画像で説明した方が判り易いので、その内、画像もUPする予定でいます。お楽しみに! 仕事のコダワリ(コンセプト編)は、コチラをクリック! 仕事のコダワリ(商品編)は、コチラをクリック! 仕事のコダワリ(薬液編)は、コチラをクリック!
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